病院Part5
2018年4月12日(木)
朝になって、病院のHPを見ると7月にリニューアルのため工事中で車で来るのは遠慮するように書かれていた。
しかたなく、職場の駐車場に車を止めて、徒歩で病院に向かった。
幸い、市民病院は駐車場から歩いても10分程の距離だった。
大きな病院だった…まあ、そりゃそーだ。
まるで、銀行や市役所のようだった。
初診受け付けで、地図をもらいマーカーで産婦人科を印を付けてもらい、行き方を説明してもらった。
この時も、病院は改装中だったし、何度も増築しているせいで病院の関係者でも自分と関係ない部署は、行き方を覚えていないらしい。
産婦人科の受付までたどり着いた。
待つ間に血圧を測る。
さほど待つことなく、順番が来た。
(一応時間まで指定の予約を取っているため、余り待たされなかったように記憶している。産婦人科とはものすごく待たされるのだ。予約を取っていても。予約の取れない産婦人科なんて……本当にもう、すごくすごく待たされる。2~3時間なんてザラ)
人生初、女医さんだった。
MRIの画像を見てもらうだけだとS先生に言われていたのに、
MRIを取ったときから時間が経っているので、もう一度見ておきましょうなんて言われる。
子宮体がんの検査用に細胞の採取までされた。
ナプキン持ってます?
と、ナースさんに聞かれる。
細胞を採取したので、多少出血するらしい。
検査するなんて思ってなかったので、持っていなかった。
(鞄の中を探せばあったんだろうけど、緊張とパニックで思い出せなかった。
何だかんだで、生理の日のお出かけ前に鞄に入れるので、ナプキンはカバンやらロッカーなんかにたまりがちだ)
無いと言うと、紙をもらった。
紙を下着に敷く。
筋腫は、もう一度見たって変わらないんじゃないかと思っていたが、さらに大きくなっていた。
7.5cm……。絶句、思わず手で口を塞ぐ。
この短期間に、そんなに…。
正直、MRIと産婦人科での数値の違いは、誤差とか計り間違えじゃないかと思っていたのだが、間違いなく成長していることが解ってしまった。
先生が言うには、やはり、悪性の可能性がある。
MRIの画像は、先生だけでは判断できず、放射線科の先生に見てもらわないと、判らないという。
何故、放射線科? 放射線ってあの、乳がんの患者さんが受ける治療のあの子供を諦めないといけないとか泣く泣く治療を受けるドラマで見る、あの放射線? なんで? 放射線治療になるの?
さらなるサイズアップ、まさかの子宮体がん検査。完全に頭はフリーズ。
質問とかする余裕なかった。
産婦人科での診察を終え、受付で次なるメニューを言い渡される。
そしておなじみの採血。採血ルームなる場所で取られるとのこと。
また地図をもらい、マーカーしてもらって次の行動に移る。
放射線科の受付にMRI画像を提出すると、なんとデータはコピーして、
オリジナルのCD-R本体は返してくれるとのこと…失敗した。
自宅でコピーした分が完全に、いらなくなった。
画像を念のために見てもらう…というスタンスだったのに、どんどん本格的になっていく状況。
採血受付でマゴマゴしてると、通りすがりのナースさんが助けてくれた。
切符の自販機みたいな機械に診察券を入れると、整理券が出てきた。採尿がある人は、入れる用の紙コップも出てくる仕組みらしい。
病院、ハイテク!
電子掲示板があって、近々呼ばれる人の番号が点灯する。
点灯した番号の人は、採血ルームに入り、ソファーで待つ。
いよいよ、銀行や郵便局じみてきた。
違うのは、ここでやりとりするのは、お金ではなく、『血』だということだ。
長机に仕切があって、仕切りごとにナースさんがいて、その横には電子掲示板がある。順番がくると、そのナースさん横の電子掲示板に整理券の番号が点滅する。
順番が来て、机の上に手を差し出す…。
ちゃんとした病院だけあって、上手だった。
職場の健康診断は、やたらと採血が下手で、痣になったり、しばらく痛かったり、二度刺しされたこともある。
採血後、採血ルームの外にあるソファーで腕を押さえながら、5分経過するのを待ち、会計窓口にファイルを提出し、整理券みたいな番号書かれた紙をもらう。
番号が点滅したら、自動精算機に診察券を入れて、会計をする。
血液検査の結果は、2週間かかるので、2週間後にまた病院。
この日のお会計 ¥ 9,240 円