子宮に39(サンキュー)、子宮筋腫(仮)との決別

39歳独身 サボってた婦人科検診に4年ぶりに行ったら 子宮筋腫核出手術をすることになりました。

入院1日目_Part1

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2018年7月26日(木) 10:00 が入院日だった。

 両親を乗せ、親の車を運転して病院に向かった。

 駐車場はずっと、病院の改装工事のため使用をできるだけ控えるように通告されていたが、それが解除されたこともあって、病院へ車で出かけたのは初めてのことだった。

 

 途中渋滞があったり、普段軽自動車を運転しているため、親の普通自動車が運転しにくく、駐車に手間取ったりと、時間ギリギリとなった。

 

 両親と出かけるなど、本当に普段無いこともあって、まあ気まずい。

 

 平成生まれの子たちは、平気で親とお出かけするのかも知れないけれど、昭和の終わり生まれの私からしたら、未だに苦手である。

 

 しかも、いい大人なのに両親同伴って……

 

 手術説明と手術日当日は親に居てもらわなくてはならない。なんとか、耐えた。

 

 入院窓口に書類を提出し、限度額認定書はその場で戻された。

 

 指定された時間になったら、病棟窓口に診察券を提出してラウンジで待つ。

 

 しばらく待って、名前を呼ばれ看護師さんとともに病室に到着。

 

 なんという偶然なのか、会社のトイレ掃除をしているおばちゃんと同室だった。

 

 大きな病院で、4人部屋で相部屋になる確率ってどのくらいだろう。

 たまたま同じ時期に手術と入院期間が一緒になるって、すごい。

 

 最近職場で見てないな~と、密かに思っていたけどまさかこんなところで再会することになろうとは……。

 

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 ヒーラーの先生が以前言っていた言葉を思い出す。

 

 偶然が重なっているときは、自分が正しい行動を起こせているサイン。

 

 偶然が重ねることで、大いなる存在(神とかグレートサムシングだとか)が気づかせてくれているんだとか……。

 

 偶然が重なって男女交際に発展するのも、偶然が重なることで『運命』を感じるからなんだろう。

 

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 案内してくれた看護師さんに病室の設備や使い方の説明を受けつつ、体温と血圧を測る。

 

 確かこのときだったのだと思う。手首に、名前、年齢、バーコードなどが印字された、タグのようなものを付けられた。

 

 ロビーに戻って身長と体重を量る。

 ナースセンターでシャワーの予約を取る。13:30~となる。

 

 再び病室に戻り、先生からお呼びがかかるのを両親と共に待つ。

 

 しばらくしてから呼ばれ、PCのある一室で手術の説明を受ける。

 

 説明の中で、手術を受けることを私と医師で相談して決めたことになっていたが、相談された覚えはなかったし、子宮温存も相談して決めたことになっていたが、それもとくに相談された覚えはなかった。

 

 しかし、闘病活動によってあった先生が皆、手術した方が良いと言っていたこともあって、自分の中では受け入れられていたことだったし、子宮温存も希望していたので、だまって聞いていた。

 

 とりあえず、いつ仕事に戻れるのか聞いてみた。

 

 退院後2週間を薦められた。

 2週間ごと言えばちょうど夏休み。3週間は休めることになる。

余裕をもって職場復帰できる。

 

 しかし、手術の状況次第ではまだ開腹手術になる可能性もあるらしい。

 

 手術後、目を覚ましたら思った以上の激痛で苦しむ……なんてこともあるわけだ。

 

 開腹だと入院期間2倍になるし、職場復帰も伸びるだろうし……有休が足りるか不安になった。

 

 着替えやタオルも足りるかな?

 

 コインランドリーもあるし、ナースセンターで有料で備品も借りられるから絶体絶命! というわけではないけど、そんなことを考えていた。

 

 説明後、病室に戻ると、部屋に置いておいた湯飲みにお茶が注がれていた。

 

 そして、ようやく両親帰宅。そのまま車を運転して帰ってもらった。

 

 退院は、一人でタクシーで帰ると説得した。

 退院日、父はゴルフで母は仕事だったし、いい大人なのに、迎えとかって…と思っていた。

 

 とりあえず、退院日前日に、余分な荷物を取りに来てもらうことになった。

 それも、どうだろうとは思ったけど、あとあとそれが正解だったことを思い知る。

 

 お茶を飲んで一服してから、1階のローソンでお茶と水とアクエリアスを買いに行った。

 

 (病棟はラウンジはあるのに、ラウンジに自販機がなかった。)

 

 このとき、飲み物がないと不安なので多めに買っておいたが、これは、本当に大正解だった。

 

 そして、水を2本買っておいたのも正解で、水のうち1本を”アルプスの天然水”ではなく、”いろはす”にしたのも正解だった。

 

 ”アルプスの天然水”にはストローが使えなかったからだ。

 

 手術説明で、いろいろなリスクを説明され、怖くなった。

 

 看護師さんに、もう着替えておいた方が良いですよと言われ驚く!

 

 病人でもないのに、もう、パジャマ?!

子宮筋腫って、生理以外は特に問題ないから、”病人”という意識がない)

 

 11:50 至って健康なのに、パジャマで病室で、運ばれてきたお昼を頂く。

 受け取る際、名前を確認される。

 

 自分で名前を言おうとすると、手首のタグを見せるように言われる。

 なるほど、こうやって食事が間違わないように確認するのか。

 

 昼食後は、ナースセンターにお膳を戻し、ちゃんと食事を食べたのか、記入しないといけない。

 

 そして、トイレも用紙を渡され、小、大 とそれぞれ何回行ったのか、正の字を書いて記入する。