病院Part3
2018年4月2日(月)
午前中仕事をこなし、最後にトイレに寄ってから、何か忘れている事項はないかと、病院でもらった検査予約表に目を通す。
そこに、重大な一文を発見!
膀胱、子宮、前立腺の検査の方は、トイレに行かず、尿をためておくように
とき既に遅し…。
取りあえず、車で保険医療センターまで向かった。
予約時間より、だいぶ早めに着いた。
受付で早めに来過ぎた事を言うと、
検査の空きがあるかどうか確認して、早めてもらいますか?
と、聞いてくれた。
お気遣いなく、勝手に早く来てただけですから。
ロビーでお茶を買い、がぶがぶ飲んでPSVITAで時間を潰した。
お陰で、もの凄くトイレに行きたくなった。しまった…飲みすぎた。
多少の自覚はあるが、私にはそういうところがある。
注意を受けると、過剰に直すところがある。
受付で案内され、検査着やサンダルの入った棚とロッカーに案内され、その後の流れの説明を受ける。
間違いがあっては困るので、言われたことを何度か、ブツブツ復唱した。
ロッカールームはカーテンで仕切られた中に、大量ロッカーが横並びしていて、他に誰か居たら見えるな…。とは思ったが、運良く誰も来なかった。
初めて、検査着を着用。
パンツ一枚の上に着るというのを、初めて経験する。
この年、40歳を前にして、本当に人生初体験のオンパレード。
廊下で待っていると、ナースに呼ばれ説明を受けた。
一度でMRIが取れなかった場合、造影剤なるものを点滴されながら、再びMRIに挑むらしい。
S先生(かかりつけの産婦人科の先生)の方からは、一度目でダメだったら造影剤を入れて欲しいと伺ってます。
と、ナースは言う。
私は、初耳。
そりゃあ、先生としては、MRI取るのに写らなきゃ困るから当然過ぎて、言うまでもないのかもだけど…。
ナースから造影剤のリスクを説明される。
じんま疹や気分深いなどの軽い副作用:約1%(約100人に1人)
呼吸困難やショックなどの重篤な副作用:0.002%(5000人に1人)
死亡:0.00012%(約83万人に1人)
う~ん。正直怖い。検査で、死ぬかもとは……。
青ざめていると、風邪薬でも何でも副作用はあるんだから 同じです。
みたいなことをナースに言われる。
大丈夫。めったにない。副作用が出る人は、ごくごく少数の人だからと。
渋々、リスクの承諾のサインをする。
というか、ここまで来てサインをしないという選択肢もないわけなのだけれど…。
MRIは、30分程度で終わるらしい。
一度でとれなかったら、さらに30分。
膀胱的に、30分が限界に思う。
じっとしていれば、30分で終わるが、動くと長引くとのこと。
一度で終わらせたい。
技師さんみたいな女性が、私を装置にセッティングしてくれる。
動いてしまわないように、お腹の上に板みたいなものを置かれてベルトで固定される。
これがトイレを我慢している身としては、なかなかキツイ。
実は私、狭いところが苦手である。
そのことを伝えると、
蛙のおもちゃのあの握るところみたいな、半透明の物体を手渡される。
ダメだと思ったら、コレを思いっきり握って下さい。
握ると、途中で止めてくれるらしい。
MRIに入れられたところで、男性の先生にバトンタッチ。
宇宙的な装置で、気分は宇宙人にとらわれて、人造人間に改造されそうな感じ。
狭い…棺桶の中ってこんな感じなのかな?
ピピッ!! と ガガガガガガッ!!!!! と 静寂
静寂すると安堵し、これで終わりかな?
と油断すると、ガガガガガガッ やら ピピッ!! だとかで驚く…の繰り返し。
30分が本当に長い。
目つぶり、念仏をひたすら心の中で唱える。
私は、頑張った。
(思い返してみると闘病活動において、術後当日の次に辛かった)
その甲斐あって無事1回で取れた。
造影剤を免れた。
終わると、先生が「トイレ行きたいですよね? トイレは検査室を出てすぐのところにあります」と言われ、すぐに向かった。
この為に、すぐ近くにトイレが有るのだろうか…?
ものすごく出た。
生涯、こんなにトイレを我慢することはないだろうと思う。
トイレが容易に借りられる、日本に生まれ、生涯国外に行くつもりもないから…。
トイレ後は、再びロッカールームでお着替え。
使用済みの検査着を、専用のかごの中に入れ先生に渡されたファイルを受付に出す。
しばらくして、名前を呼ばれお会計。
MRIのデータは、かかりつけのS先生のところに送られるとのこと。
後日、S先生のところで再び診察することになるらしい。
この日のお代 ¥ 7,510 つくづく日本人で良かったと思う。
保険が利かなかったら、¥ 25,020
一応、前回の病院の後で、MRI検査の費用がいかほどかは調べていたので、ちゃんとお財布から代金を支払えた。
やっぱ、するよね~と、お財布をさすって保健医療センターを後にした。